10年まえ、奮起してマンションを買って、ついでに合ってないメガネを新調しようと(脈絡がないね…)度を調べに目医者へいったら緑内障と診断された。そのときは、すでに父親も同じ病気を患っていたので、ああやっぱり遺伝したんや、とたいして落胆しなかったのを覚えている。医者に父親のことを告げると、あんたも目の性が悪いちゅうこっちゃな、と人の身体をポンコツみたいにいうので、ちょっとムカッとしたけど、まあ、高性能でないことは確かなので納得せざるをえなかった。以来、年に4回、眼の定期検診を受け、効いてるのか効いてないのかようわからん、と評判のハイパジールという目薬を朝晩点眼。そして、きょうも3ヶ月ぶりに目医者へ。
眼圧を測って視野検査をして散瞳薬を点眼されて、やっと診察と思ったら、きょうは眼底撮影があります、やと。きっと新しいマシーンが導入されたんやな、お金足りるかな、といらん心配ごとが頭をよぎる。診察室に呼ばれ撮影された映像を見ながら説明を聞くと、やっぱり上下の視神経の厚みが薄いとのこと。典型的な緑内障の進行状況らしい。10年まえは正常やった右目も左目同様に視野の欠損がすすんでいたので(ハイパジール、評判どおり効いてなかったんやね)眼圧管理を徹底するために10年を機に目薬を変更することになった。ただし、この薬は毎日点眼してると目のまわりが黒ずんだり、まつげが長くなって太くなりますけどいいですか?とドクターが聞くので、センセ、それはひゃくも承知でっせ、うちの父親、ジイサンやのにアイラインいれたような顔ですもん、といいそうになったけど、ハイけっこうです、と答えとく。寿命が尽きるまでの最大30年ほど、なんとか視力を維持できんとナンギやから、宝塚や少女マンガみたいな目元になってもしゃあないか…。
