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9月, 2012の投稿を表示しています

ホテルカリフォルニア

あ〜あ、きょうはこんな時間になっちゃいましたよ。うじうじといらんことばっかり考えてだらだらしてしまうのって、きっと疲れてるんやね(笑)。
むかし、アメリカ村で店をはじめたときは堺から地下鉄で通っていたんですが、つぎの日の仕込みやあとかたづけなんかしてると終電にぜんぜん乗れないんですよ。うちの伯父が、買ってきた麺を混ぜたらエエんや、とかアドバイスしてくれるんですけどね、そんなことできませんやんか(笑)。それで、仕方ないので仕事が終わると近所にあったホテルカリフォルニアっていう、ちょっと顔が赤くなるような名前のホテルに泊まりにいくんです。でも、毎日のようにそんなことしてると、宿泊代でその日の儲けなんてふっ飛んでしまいますわね。オレらはホテルカリフォルニアに宿泊するために働いてるんか!と自分たちの仕事に対して疑念を抱くようになる(笑)。もう、どうにもならんので母親に頼んで幸町でアパートを探してきてもらい、なんとか不相応なホテル住まいを回避しました。まあ、ゆきあたりばったりなんは変わらず、いまも当時と似たような状況で、連日来ていただいてるお客さまに、満席や品切れでご迷惑をおかけしています。もうしばらく、落ちつくまで、なんとか、なるように、ゆきあたりばったりで努力してみます。

雪彦山で蛭クライム

前夜に突然、クライミングマスターからお誘いのメールがあって、かねてから畏敬の念を抱いていた山、雪彦山へ。この山の岩場は、いちおうゲレンデ、といってもマルチピッチで200mちかくあり、そのルートはほとんどが切り立っているそう。なによりも、山頂部の岩がむき出しの、威圧感ばりばりの山容に恐れおののいていた。自分にはまだまだと思っていたのだけれど、いく、というてしもたんで、いかんとしゃあない。でも、きょうは地蔵岳東陵という初心者向けのルートなので、まあ、なんとかなるんとちゃいますかね(笑)。

地蔵岳東陵の取り付き。ここは、わりと角度がユルい。

1〜3ピッチは傾斜もそれほどなく、大きなホールドはないが、細かく拾っていけばなんとかなる感じ。でも、それぞれのピッチでロープを使いきっているので、高度はかなり稼いでいるはず。谷底が、ほら、あんなに、遠くに…。そして核心部の4ピッチ目。チムニーからスタートなんだけれど、荷物を背負っているので登りにくいことこのうえない。おまけに、スズメバチの偵察隊がしつこく付きまとってくる。ここは潔く、ヌンチャクをつかませていただく。自分の場合、とくにフリーにこだわっているワケでもないので、A0でも自己嫌悪は、ない(笑)。 ここを登りきり、すこし歩いて5ピッチ目に取りつく。角度の緩いカンテ気味のルートの途中にけっこう立派な遭難碑があって(ほぼ半世紀もまえの遭難現場だそう)軽く黙とうしながら回り込む。しかし、こんなところまで、セメントやら鉄の重いプレートを運んでくるなんて、スゴいですね。

地蔵岳東陵の最終ピッチ。ここは、わりと角度がキツい。 


核心部もこなして(ヌンチャクはつかんだけれど)なんとか最終ピッチの取りつきまでやってきた。だが、目のまえにそびえるのは、ほぼ垂直の岩壁。クライミングマスターは途中の木にスリングをかけるとトラバース気味にほとんどホールドのなさそうなエグいところをするすると登っていく。続いてセカンドのIさんが出発。トラバースするあたりで動きが止まって、こっちに向かってひとこと。やぁ〜ここ怖いわ〜。そりゃあそうでしょ、高度感は過去最高な感じ。そして、わたくし。ひさしぶりにミシンを踏んだ。ぐずぐずしてたら力が尽きるぞ〜。でも足もとは軽く50mほど切れ落ちてるから、ここでは絶対ぶらさがりたくないですわ。なんどかゆきつもどりつ、ホールドを探して、…

グレート御在所岳

大阪からクルマで2時間ちょっと、クライミングマスターに連れられて、ついに、やっと、御在所岳にやってきた。駐車場から裏登山道に入り1時間ほど川沿いを歩き、藤内沢出合を左に折れると目のまえに巨大な藤内壁がドーンとあらわれる。すでにゲレンデでは何十人ものクライマーが岩にはりついているが、きょうは前尾根ルートでマルチピッチの練習。しかし、日曜日とあって、取り付きのあたりはクライマーで混みあっているので、準備をしながら気長に待つ。小一時間ほどたって、やっとまえのパーティが出発するもリードの人がいきなりフォール!さいわい地上30cmあたりで止まり事無きを得たが、こっちまでどきどきするやんかぁ。クライミングマスターいわく、むちゃくちゃな登り方やん、ヘタクソすぎ!。装備は一丁前でも「できる」クライマーとは限らんのよね。どうもきょうは、まわりのパーティもたいしたことなさそうな雰囲気を醸し出してるわ。とにかく、自分もヘタクソの一味であることはたしかなので、気を抜かんように心がける。

のどかな感じでスタート(笑)。


前尾根のスタート地点。


さて、いよいよわれわれもスタート。P7からP1まで、長丁場のはじまりはじまり〜。もちろん、荷物を担いで長い距離をクライミングするのは、まったくはじめての体験で、不安がつのる。おまけにきょうは、ヘルメットにカメラ付けているので、なんかバランスが悪いのよ(笑)。出だしのクラックは日陰で岩が濡れていて、かなり危なっかしい。まえの人がフォールしたのも納得。クライミングマスターからシューズの裏をよくはらうように指示が飛ぶ。


まあ、このコースは初心者向けなので、課題はそれほどむずかしくない。でも、高度感はかなりある。尾根の角度はそれほど急ではないけれど、幅が狭いところは谷底がスコーンと見下ろせて、それはもう、絶景でございます。あと、荷物を背負っての登攀と、キツキツのクライミングシューズ履きっぱなしなのがじわじわと効いてくる。体力の消耗はけっこうはげしい。もちろんセッティングやビレイはクライミングマスターにまかせっきりなので、自力での登攀なんて、とてもじゃないけど無理やわ。でも、まわりのパーティーを見ていると、危なっかしい登攀技術の人がほとんどで、クライマーの実態なんてこんなものか、とちょっとショックを受けた。
昼食のあと、後半戦、まだまだ長丁場は続く。ぜいぜいいいな…